先日、オンラインイベントを行いました💻✨
今回のイベントは、『Tracy先生を知ろう』という名目で、そうた先生が色々と準備してくださり、インタビュー形式で行われました🎤
今回のイベントは私個人的には、”英語の先生たち”、または”英語の先生を目指している方たち”に是非見てほしい内容となりました。
当スクールのTracy先生は、もともとカウンセラーとしてカナダで働いていました。が、クライアントに感情移入をしすぎてしまう自分に悩んでいた頃、英語を海外で教えてきたという同僚の話に興味を持ち、そこから夜間の学校へ通われ、TEFLの資格を取りました。
TEFLとは
これは資格というよりは、Certificate(証明書)が発行されるタイプのもので、日本で言うと「小学校外国語指導助手」のCertificateや「英検」に近い証明書になります。
つまり、一定の勉強をし、一定のレベルを満たしたということを証明するものと言ったら、わかりやすいかもしれません☺
英語の先生を日本で目指す場合は、多くの方が教育大学に進学するか、あるいは大学で教員免許というものを取りますね。これは学校で教える場合に必要なものです。
でも、英語の先生は学校にとどまりませんね。英会話スクール、今やインターナショナルスクールなどでも英語を子どもたちに教えることができるので、英語をおしえたい!と思ったときは、活躍できる場は沢山あります☺
さて、英語を第二言語として学習する子どもたちに英語を教えるのには、日本で取れる教員免許のほかに、2つの資格があります。
1つはTEFL。そしてもう一つはTESOLです。これについて、少しお話しします。
TEFLとTESOLの違い
英語を第二言語として学んでいる子どもたちに英語を教える資格、TEFLとTESOLの違いは下記のようになります。
- TEFL(Teaching English as a Foreign Language) refers to Teaching English as a Foreign Language: programs in countries where English is not the primary language and is not a lingua franca
例①:親の転勤などでカナダやアメリカに移住し、英語圏の中で過ごす第一言語が英語ではない子どもたちが通う現地の学校で教えている先生方が持っている資格
- TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages), which stands for Teaching English to Speakers of Other Languages, is a general name for the field of teaching that includes both TESL and TEFL.
例②:日本のように、子どもたちを取り巻く環境が英語ではない場所で英語を第2言語として学ぶ子どもたちに教える先生方が持っている
*こういった資格を調べていくと、TESL(Teaching English as a Second Language)というものを目にすることもあるかもしれませんが、これは簡単に言うと古いタイプのTESOLです。英語を学ぶ子たちにとって、必ずしも英語は彼らの「第2言語」ではなく、「第3言語」「第4言語」である可能性もあることから、今はこの呼び名はほとんど使われなくなっています。
さて、先生の証明書の種類が違うように、学んでいる生徒たちの呼び名も変わってきます。
- EFLは、自分を取り巻く環境が英語以外。でも第2言語として英語を勉強している子どもたち。
- ESLは、自分を取り巻く環境が英語。でも母国語はそれ以外の子どもたち。
さて、EFLとESLの子どもたち。どちらがより早く英語を習得できるでしょう?
答えは簡単。もちろん後者ですね。
なので指導教材を探すときに、Worksheet for EFL studentsというものを選ぶと、少し日本人の子どもたちにはレベルが高かったりするので、そのあたりは気を付けて選ばなければなりません。ただ、Worksheet for EFL studentsは本当に良質なマテリアルがかなりインターネット上にあり、それを自分の教える子どもたちのレベルに合わせてアレンジするのがお勧めです♡
私が気に入ってるのは、
ESL KIDS LABやbusyteachers.com、iSL Collective、ESL printables、k5 readingなどで、すべての無料でワークシートを印刷することができます
TEFLは役に立つ?
トレイシー先生に、TEFLを取ったことは役に立ってますか?と質問したところ、”Definitely!!”という回答が返ってきました✨
インターナショナル幼稚園を長年経営されているトレイシー先生は、これまでに沢山の先生方の面接を行ってきましたが、このCertificateがあるかないかは、面接の段階ですぐにわかるとトレイシー先生は言います。
レッスンプランの組み立て方、英語を教えるスタンス・・
TEFL/TESOLは、きちんとしたマニュアルに基づいて英語を教えるのに必要な技術をしっかりと学べる非常に有効なコースで、今はオンラインで世界中の大学や特別な機関の授業を受講し、証明書を発行してもらえることができます☺
インターネットではこのcertificateをオンライン受講できるよというサイトがたくさんあるのですが、その時気を付けたいのが、
「TEFL Courseを受講できます」というものが必ずしも、「certificateを発行してくれる」わけではないということです。
せっかくお金を払って受講するのであれば、多少高額で時間がかかっても、certificate発行までしてくれる期間、または大学のコースを受講したほうが学びは大きいと私個人的には思います。もちろんネイティブの生徒さんとのdiscussionなどもありますので、ある程度の英語力は必要になります。(TOEFLやIELTSの点数の提出を求める大学も多いです)。
トレイシー先生も約1年現地カナダの学校に通われて学んだということですので、興味がある方は調べてみてもいいかもしれませんね(*^^*)
英語を教える仲間を見つける
さて最後になりましたが、そうた先生とのインタビューの中でトレイシー先生が言っていたこと。
仲間を見つけましょう。ということについて触れます。
トレイシー先生も言っていましたが、一人で教えることは、孤独です。
私も長く英語を教えていますが、自分のやり方に執着してしまうと授業はいっきに臨場感を失います。
私もこのオンラインスクールを始めて1年半ほどは一人で教えていましたが、正直、自分のやり方がいいのかも分からず、ただ一人で戦っていたように思います。
でもそれを聞ける人もいないし、という状況でした。
でも今、私にはたくさんの仲間がいます。トレイシー先生とは特に、常に最新の指導方法を共有しあっていますし、これやったら盛り上がったよ!などの情報交換は欠かしません。
他の先生方とも、この子のここが弱いんだけど、次どんなアプローチができるかなと意見交換しあっています。
これは、学校現場で働いていた時、いくら周りに沢山の英語の先生がいても叶わなかったことでした。
自分の指導法に口を出してほしくない先生方が、多かったのかもしれません。
でも、ALT時代はよく先生方と英語の教授法について意見を交換し合っていたなぁと思います。立場が違うと、人の意見にも耳を貸せる・・不思議ですがある意味普通の心理なのかもしれませんね💦
今、私は長い教員時代の中で、多分一番仲間に恵まれていると思います。そしてそれは自分のためだけでなく、私のレッスンに最大限還元できるという意味では、生徒さんたちにとってもプラスになっているのではと感じています。
同じ情熱を持った仲間を見つけたとき、英語を教えることが何倍も何倍も楽しくなりますよ💛
長くなりましたが、イベント、すごくよかったです。企画してくれたそうた先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
YouTubeでインタビューの様子が見れますので、是非見てみてください♪
https://www.youtube.com/channel/UCGOq1VgKpuQtJFMc1o3uTrw