こんにちは。
札幌英語教室ブラックフラミンゴのさちです✨
今日は英語学習とは関係ないのですが、ぜひ皆さんに共有したいと思ったことがあり、ブログを書くことにしました。
私は昨年の9月に、北海道のローカル番組「どさんこワイド」で『こどもホスピス』さんの新施設の立ち上げの特集が組まれた際に、テレビ出演をさせていただきました。
テレビ出演のきっかけは、当時当スクールでオリジナルのテキストブックを作成しており、その売上金を「北海道こどもホスピス」さんへ寄付をさせていただいたことでした。
私がこどもホスピスさんと繋がったのは、当スクールの生徒さんで、「こどもホスピス」代表の佐藤先生の教え子さんがいらっしゃり、「テキストの売り上げを寄付したいと考えている」と相談したところ、佐藤先生をご紹介していただいたという経緯があります。
そんなご縁で「こどもホスピス」さんが企画するイベントへは時々お邪魔させていただいておりますが、今日は、闘病しているお子さまの『きょうだいさんの心のケア』がテーマの勉強会でした。
この「きょうだい」の心のケアは、意外と見落とされがちです。
私は5年ほど前に、小児白血病病棟の院内学級へボランティアで英語を教えにいかせていただいたことがあります。
白血病は闘病が長引くと、入院期間もとても長くなり、入院を繰り返してしまう患者さんも多いと聞きました。
その中で私が出会った男の子と雑談中に、
「弟からお母さんを取っちゃってるんだ、僕・・」
と打ち明けられたことがあり、その言葉がずっと根深く私の心の中に残っていました。
私の亡くなった妹は双子でした。
妹が入院中は、もう一人の妹は母親のいない張り詰めた空気の家で、2ヶ月間双子の妹と母親の帰りを待っていました。
今日の勉強会では、そんな「きょうだい」さんへの接し方、心の動きなどを色々なお話を通して学びを深めました。
きょうだいさんたちは、病気で苦しむ自分のきょうだいと両親に心配をかけたくない気持ちから、色々な言葉を飲み込んでいる現実。
本当は自分も見てもらいたい、でもそんなことを願うのはわがままだと自分を責める気持ち、
健康でいることへの罪悪感や、いつか自分も同じ病気になるのではないかという恐怖心。
本当にさまざまな気持ちを抱えているんだということを、今日の勉強会を通して改めて知ることができました。
私が今日ブログを書いたのは、一人でも多くの大人たちが、そんなきょうだいさんに出会ったときに、
そっと寄り添って、
「色々なこと、諦めなくていいんだよ」と声をかけるよりも、
「私は、あなたが色々なことを諦めてきたことを知ってるよ」と言ってあげること。
そして
「どんな真っ黒な気持ちを持っていても、あなたは悪くないんだよ」
と言ってあげること。
その大切さをぜひお伝えしたかったからです。
今日、この勉強会に参加できたことは、教育に携わる一人として、とても意味深いものになりました。
きょうだいさんへの心のケアは、【しぶたね】さんという団体さんが行ってくださっています。
また、こどもホスピスさんの新事業として、「相談窓口」も開設されます。
ここでは、お子様を亡くしたご両親だけでなく、そのご兄妹のお話も臨床心理士で看護師である女性の方が聞いてくれるそうです。
ぜひ身近で悩んでいる方がいましたら、共有してくださればと思います。