受動態(受け身)の文法は中学2年生で出てくる文法ですが、ここで多くの生徒がつまづき、
「わけわかんない」
「英語、まじ無理」
となるケースがひじょーーーーに多いです。
現在完了形のように、そもそも日本語にないニュアンスというわけでもないのに、なんでこういうことが起きてしまうかというと、それは、この文法のネーミングに問題があるのか・・・と思ってしまうのは、私だけ?(笑)
なので、ちょっとまず導入として、
①そもそも『受動⇔能動』って何?
能動(態):自らが考えて、物事に取り組むこと
受動(態):自らの意思はなく、ほかに動かされてすること
このあと、過去分詞などにも関わる大切なことですので、この違いをまずは、しっかりと理解することが大切です
②主語をなににするかで、文の作りが変わる
夏目漱石
は“自分の意思で”「坊ちゃん」という名作を書きました。
なので
Souseki wrote Bocchan.
となりますね。
では、坊ちゃんを主語にとって文章を作るとき、
状況としては、こんな場面が想像できます。
「ねー、この坊ちゃんて本、すごい面白かったんだけど、だれが書いたの?」
「あー、その本は、夏目漱石って人によって、書かれたの。」
坊ちゃん
↑↑↑
夏目漱石(の意思)
その本は、“自分以外の意思によって”書かれた
The book was written by Souseki.
となるわけです。
夏目漱石が書いたっていえばいいじゃん!
なんでわざわざ言い換える必要があるんだ!!
その答えは、ニュアンス
これに尽きます。(笑)
坊ちゃんっていう本を強調して伝えたい。その時に、この文法で伝えたほうが、自分の意図としているニュアンスで伝わりやすいよってことなんです。
とは言え、実際の英会話の中では、
The window was broken by Josh.
とは、正直あまり聞かないし、言わないかもしれません。
それなら、
Josh broke that window!!
と言います。
え、じゃあやっぱりあんまり使われないの?といえば、それは大間違い。
では、どんな時に、この受動態が使われているかを見ていきます。
③受動態がよく使われるのは、どういうとき?
-
犯人や実行者が分からない犯罪のことを話すとき
-
科学的な事柄
-
動作そのものを強調したいときで、動作の実行者は無関係の場合(不特定多数だったりする場合)
こんな場合では、受動態は大活躍します。
My bag was stolen yesterday.
A UFO was seen in the sky last night.
This song is known all over the world.
というような感じです。
③受動態の文の作り
これは簡単
主語 + be動詞 + 動詞の過去分詞形
be動詞の使い分けで、「~される・されている」という“今”のことを表現するのか、
「~された」と、“過去”のことを表現するのかを区別します。
④受動態の熟語(byを伴わない)
ですが、これ、たくさんあるんですよ。そして、英検だの学テだの受験だのに、出まくるので、覚えちゃいましょう。
早く覚えたもん勝ちですからね、こういうのは。
be covered with ~で覆われている
The house was covered with snow.
(その家は雪で覆われていた)
be filled with ~でいっぱいである
My heart is filled with joy.
(私の心は喜びでいっぱいです)
be crowded with ~で混んでいる
The stadium was crowded with many fans.
(そのスタジアムは多くのファンで混んでいた)
be made of ~で作られている(材料が見た目でわかる)
My chair is made of wood.
(私の椅子は木で作られている)
be made from ~で作られている(材料が見た目と同じ)
This wine is made from grapes from Italy.
(このワインはイタリア産のブドウで作られている)
be surprised at ~に驚く
He was surprised at the news.
(彼はそのニュースに驚いていた)
be satisfied with ~に満足する
My mother was satisfied with my test result.
(私の母は、私のテストの結果に満足していた。)
be interested in ~に興味がある
My brother is interested in making LEGO blocks.
(私の弟はレゴブロックを作るのに興味がある)
be worried about ~を心配する
My father is worried about me.
(私の父は、私のことを心配している)
be disappointed at ~にがっかりする
I was disappointed at his absence.
(私は彼が留守だったので、がっかりした。)
さて、少しでも理解できたでしょうか?
・・まだいまいちわからない人・わかったけど、やっぱり問題を解いてみると間違っちゃう人。
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