英語教室を始める前、私はエアライン系の専門学校に1年ほど勤務していました。
そこで出会った学生たちは、グランドスタッフやキャビンアテンダントを目指し、日々英語やおもてなし、緊急脱出の訓練などを学んでいました。
私は英語担当。副担任も兼務していました。
元々は中学校や小学校で英語を教えていた私にとって、18歳、19歳の学生たちに教えるのは未知だったのですが、夢に向かって真っ直ぐな彼女たちは、本当に魅力的で、こちらが圧倒されてしまうほどのエネルギーに満ちていました。
先生方も現役のCAの先生やグランドスタッフ、パイロットの先生もいたので、私にとっては毎日が刺激に満ちていました。
知らないことも多く、教える中での悩みもとても大きかった1年でしたが、そんなとき、いつも励ましてくれたのは学生たちでした。
そんな彼女たちが就職活動を本格的に始めたとき襲ったのが、コロナでした。
エアライン系の企業の就職は全社ストップ。そのニュースは日々頑張ってきた彼女たちの夢を砕きました。
でも夢は形を変えていくもの。今、彼女たちは新しい夢や目標に向かって歩き始めています。
諦めたわけじゃない。形が変わっただけ。
そう教えてくれた学生たちは、あの頃と同じようにキラキラと輝いています。
今では元教え子とのランチは私の楽しみの1つ♪