今日は、英語のお勉強とは関係のない、私のことを少しお話しします。
私は、HPや名刺にも書かれているように、英語指導歴20年の英語の先生です。
「小さい時から先生になりたかったんですか？」
という質問を、生徒さんからされることがありますが、とんでもない。
大学生までは、教師になろうなんて微塵も思っていませんでした。
むしろ、「先生だけには絶対、死んでもならない！！」
そう思っていました。笑
さて、
中高生の皆さんには、なりたいものがありますか？
夢がありますか？
小学校英語でも習う
I want to be 〇〇. というフレーズがあります。
”私は〇〇になりたい”
この言葉、なりたいものがない子にとっては、重荷じゃないだろうか・・・
このフレーズで授業を構成するとき、そんなことをいつも感じていました。
私も幼い頃、何になりたいの？と聞かれるたび、なりたいものを決めなきゃならないんだ！という気持ちになっていました。
でも私には、なりたいものも就きたい職業もなかったし、むしろ何にでもなれると思っていました。なので大人たちに聞かれた時は、FBI捜査官（当時「羊たちの沈黙」が大ヒットしてた影響で笑）とか、空港で働く人とか、とてつもなく適当に答えていたのを思い出します。
ただ私は、「英語が好きすぎる」という自分の軸となるものがありました。
英語をとにかく勉強したい。もっともっと話せるようになりたい。
もっともっと話せるようになれば、自分の可能性は無限に広がるんだ！と信じていました。
FBIにも結構本気で、なれるんじゃないか？と思っていました。
そして英語は得意でした。
英語だけは誰にも負けたくない！その強い思いもありました。
好きなことは、何ですか？
得意なことって何ですか？
それが仕事になるか、それで将来食べていけるかなんて、考えなくてもいいと思います。
というか、今は何だって仕事にできちゃう、そんな時代です。
What do you want to be in the future?
の答えは持たなくてもいいんじゃないかと思うんです。
What do you want to do in the future?
あなたは将来何をしてみたいですか？
What kind of person do you want to be?
どんな人になりたいですか？
こう聞かれたら、無限に答えは出てくるんじゃないかな、と思うんです。
世界旅行をしたい！
自分の絵を売りたい！
人を笑顔にしたい！
動物を助けたい！
自分を発信したい！
したいことが漠然とわかれば、
そのために、今何ができるか、今何をすべきかという方向性が少し見える。
身につけるべきスキルがわかる。
それでいいと思います。
先生になんて絶対死んでもならない！
そう誓っていた私が、英語を通して多くの人と出会い、その中で英語の楽しさを伝える喜びを知りました。
先生になろうと決めたのは、22歳です。
16歳でカナダに留学し、その後大学の英文科に進み、「教員免許取らないなら、仕送りを止める」と親に言われ、渋々＆イヤイヤ取った教員免許。
今では、親に感謝です。
人生は何が起きるかわからないものです。
だから楽しいのです。
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